キャンバスを見ると木枠の裏側に楔(くさび)が付いていることがあります。
これはどういう役割を果たしているのでしょうか。
楔(くさび)があるのと無いのとではどう違うのでしょうか。
今日はキャンバスの木枠についている楔(くさび)について考えてみます。
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日本のキャンバスに楔(くさび)はついているか?
私はかなり長い間絵を描いてきましたが日本のメーカーのキャンバスの裏に楔(くさび)がついているのは見たことがありません。
ですが今回新しく購入したキャンバスは外国のメーカーで「付属品」として楔(くさび)が付いていました。
全部で8枚ついていいるので四隅に2個づつ付ける、ということのようです。
キャンバスの楔(くさび)その役割は?
そもそもキャンバスというのは木枠にキャンバスの布をピンと張ることによって絵が描けるというものですがこのキャンバスが緩んでくることがあります。
緩んでくる原因は
①湿度の変化
キャンバスは湿度が上がると伸びて緩んできます。
なのでキャンバスは湿度が高くて緩んだ状態の時に張っておけば湿度が下がったときには一層ピンと張るということになるのですが湿度の低い日にやると雨の日などに緩む、ということになります。
水彩紙の水張りもこれと同じ理屈ですね。
②経年劣化
キャンバスは年数が経つと劣化して緩んでくることがあります。
なのでこのような緩みに対する「対策」として楔(くさび)があるということですね。
緩んできたキャンバスの裏に楔を打ち込むことによって木枠を広げ、キャンバス地をピンとした状態にするわけです。
欧米のキャンバスはこのことを想定して最初から付属品として楔(くさび)が付いているのですね。
日本のキャンバスにもこれが付いているといいのですけどね。
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キャンバスの楔(くさび)その使い方
ではキャンバスの楔(くさび)はどのように使えば良いのでしょうか?
木枠の裏を見るとこのような溝があります。
中は斜めになっています。
ということは楔(くさび)の斜めの部分をこれに添わせる、、ということのようです。
楔を打ち込む前のキャンバスの状態。
そもそもあまり良くないですね・汗・
日本のキャンバスはこんなことないと思いますが、、
楔を打ち込んでちゃんとしておいてちょうだいって感じでしょうか??・汗・笑・
楔(くさび)の斜めの部分をキャンバスの溝の斜めに沿わせて打ち込んでみます。
木枠を広げるためのものなので下は空間のほうが良いかもしれませんね。
両方打ち込んでみました。
うん、心なしかちゃんと張ったような気がします。
日本のキャンバスは新品のときはちゃんと張ってあるけどもしも緩んできたら張り直すしかないですね。
なのでこんな楔が付属品として付いていたら助かりますね。
因みにもしもキャンバスを張り直すことになったらキャンバス地にゆとりがあるほうが良いですよね。
ということは余分な部分は切り落とさずに裏に折り込むなどしてとっておくようにしましょう。
まとめ
今日はキャンバスの楔(くさび)について書いてみました。
楔の役割はキャンバスが湿度や経年劣化で緩んできたときにピンとキャンバス地を貼らせるためのものなんですね。
以上参考になれば幸いです。
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