【デッサン鉛筆 の使い分け】ユニとステッドラーどっちがいい?

鉛筆デッサン

デッサン用の鉛筆は色々な種類のものが発売されています。

初心者の方はどれが良いのか迷われるのではないでしょうか。

ここでは数あるデッサン鉛筆の中でもよく使われている

ユニステッドラーマルス ルモグラフ(青)

についてその濃さと硬さの違いを描き比べてみました。

ステッドラーマルス ルモグラフ(青)はもともと

製図用ですがデッサンの現場では結構使われているようですので

ここでは例えばユニのBとステッドラー(青)のBを

並べて描いてみるという試みをやってみました。

また鉛筆の濃さによる使い分け削り方、

初心者が揃える最低限必要な道具

他の鉛筆の種類についても書いてみました。

 

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デッサン鉛筆の濃さの違いを比べてみる

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

デッサンの現場で最も多く使われていると思われる

ハイユニ(ユニ)とステッドラー(青)

大体押しなべてユニのほうが濃い目でステッドラー(青・製図用)は

硬めと言われていますが実際どのくらい違っているのでしょうか?

デッサン鉛筆ユニとステッドラー濃さと硬さ比べ

ここではUni(ユニ)ステッドラーの同じ表記のもの同士

4H~4Bを描き比べてみました。

まず4Hからです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーの4Hは本当に硬くて薄い感じです。

一方ユニは4Hでもそれほど硬い感じがせずわりと滑らかでした。

次は3Hです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーの3Hは相変わらず硬いのですが

4Hに比べると少し描きやすいかな、といった感じです。

ユニの3Hはやはりステッドラーに比べると

かなり濃い感じがします。

次は2Hです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーの2Hはユニの4Hと同じくらいかな?

と思いました。

次はHです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーのHはユニの3Hと同じくらいかな?

と感じました。

次はFです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーのFはユニの2Hと同じくらいかな、、

といった感じですね。

次はHBです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

写真では分かりづらいかもしれませんが

ステッドラーのHBはユニのFと

同じくらいかなという感じがしました。

次はB系です。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーのBはユニのHBくらいですかね?

次は2Bです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

B系になるとかなり差がでてくる感じがします。

ステッドラーの2BはユニのBより薄いですね。

次は3Bです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ステッドラーの3BはユニのBくらいですかね?

次は4Bです。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

4Bになるともうかなり差があると感じます。

結論:ユニとステッドラー(青・製図用)では

2段階ほどの差がある、、と思いました。

 

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デッサン鉛筆はそもそも何でできている?

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

鉛筆はデッサン用に限らず黒鉛と粘土の組み合わせで出来ています。

黒鉛(グラファイト)の割合が多いほど鉛筆は柔らかいものになり、

粘土の割合が多いほど鉛筆は硬いものになります。

黒鉛(グラファイト)はその性質として滑りやすく、

柔らかいので鉛筆の芯に適していると言われています。

 

そもそもステッドラーマルス ルモグラフは

ドイツの製図用高級鉛筆として開発されたものなので

細くシャープな線が引けることを目的として

作られたようなところがあります。

また粒子が細かく紙への定着性ということも追及されています。

(ステッドラー公式サイトより)

 

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

一方Uni(ユニ)、ハイユニは三菱が開発した高級鉛筆で

比較的柔らかい黒鉛(グラファイト)が使われています。

また黒鉛と粘土は微粒で不純物が少なく均一なものが使われ

またそれを均一に混ぜることでより黒くなっています。

また滑らかな書き味で光沢があります。

ユニはハイユニに比べリーズナブルで買いやすく

デッサンを毎日やるので多く買いたいという人におすすめです。

(Uni公式サイトより)

 

ハイユニは更に滑らかな書き味を追求した理想の芯で

更に折れにくくなっているとのことです。

ユニとの違いは黒鉛と粘土の不純物がより少なく

鉛筆を囲む木の材質も高級なものになっているようです。

(Hi-Uni公式サイトより)

確かに、H系でもかなり滑らかに感じます。

しかも削りやすいと感じます。

10Hから10Bまであります。

そうは言っても・・

ユニでも削りにくいと感じることは無いですし

デッサンは十分出来ます。

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

これはうちの生徒さん作品ですがユニの2B~HBで

描いてあります。

ガラスなのでもっと硬いデッサン鉛筆でも良かったかなと

思いますが作品としては十分迫力のあるものに

なっています。

 

ユニは9Hから6Bまであります。

ユニの6Bはかなり柔らかいので

トレースをするときなどに重宝しています。

初心者の方にはやはりユニかハイユニが

おすすめかなと思います。

わざわざ画材屋さんに行かなくても近所のスーパーに

売っていたりするので買い足しに便利です。

 

そしてある程度描きこんできたらステッドラー(青)

と使い分けることも大いにあり、というところですね。

 

特にデッサンをしたあとに水彩で色を付ける、

などというときはステッドラー(青)のHBかFくらいで

描いたものがあとの着色に影響を及ぼさないと

思います。

 

ステッドラーの黒(描画用)については最後の章で

解説します。

 

デッサン鉛筆の硬さと芯の太さの違い~どう使い分ける?~

さて、そもそも鉛筆は柔らかくなるほど芯の直系が

大きくなっていることにお気づきでしょうか?

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

これはユニの4Hと4Bを真横から見たところです。

鉛筆の芯は柔らかいほど折れやすいので

太くなっているのかもしれませんね。

4Bのほうはかなり太くなっています。

 

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

これはステッドラー(青)の4Hと4Bを真横から見たところです。

4Hのほうはユニとそう変わりませんが

4Bのほうはユニよりだいぶ細いですね。

その分硬い=薄いということになるのかもしれません。

 

因みにステッドラーマルス ルモグラフ(青)は

10Hから12Bまで24硬度に分けられています。

10Hをシャープにとがらせたら銅版画のような

線が引けるかもしれませんね。

 

細く鋭い線が引けることを追求して作られた

もののようですが12Bまであって紙への乗りも

良いとなれば色々な描き方ができそうです。

 

デッサンをするときに使う鉛筆の濃さと使う順番

では実際この2種類の鉛筆はどのように

使い分ければ良いのでしょうか?

デッサン描き始めに使う濃さと薄い鉛筆を使い分ける方法

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー描き始めるときは消すことが多いのでB系の柔らかい鉛筆

アタリをつけていきます。

またリンゴのように色の濃さの強いものを描く場合は

最初からある程度色を付けておく必要があります。

このようなときはユニもしくはハイユニの

4Bくらいの濃さのものを寝せて、腹の部分で

色を付けていくのが良いと思います。

この段階でステッドラーだとちょっと薄いかな?

という気がしますが決まったことはありません。

 

ご自分の経験で決められて良いと思いますが

私は生徒さんにやらせていてこの段階では

ユニに替えさせたことがあります。

ある程度色がついたらガーゼでこすったりするので

やはりこの段階では柔らかいほうがやり易いようです。

 

デッサン中盤に使う鉛筆の硬さと使い分け

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

ある程度色がついたら線を描くことによって

彩度を上げていきますがこの段階になると

HB~Fで描いていきます。

これは生徒さん作品ですが線を描くことによって

より詳しい描写をしています。

デッサン終盤に使う鉛筆の濃さと使い分け

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

これも生徒さん作品ですがこういうハッチング

という描き方をするときは最初からHBもありかと思います。

仕上げにいくほどH系の先のとがったもので細部を描きこんでいきます。

 

これの仕上げはステッドラーが良いかもしれませんね。

 

物の材質をデッサンするときの鉛筆の使い分け

デッサン鉛筆 初心者 使い分け ステッドラー

これも生徒さん作品ですが

人体など柔らかいものや有機的なもの、

石膏など比較的柔らかい材質のものを描くときは

B系の柔らかい鉛筆を使うと質感が出やすいようです。

 

一方ガラスや金属など硬い材質のものを描くときは

硬さの強い鉛筆を使う、という使い分けが必要です。

これも仕上げにはステッドラーがおすすめかもしれません。

 

但し硬いものを描くときでも最初のアタリをつけるときは

消しやすい柔らかめのB系の鉛筆で描いたほうが

紙を傷つけることがないのでおすすめです。

時々下描きだからと思って薄いH系で描き始める

人がいますが逆です。

B系の鉛筆で軽くデッサンしていきましょう。

 

いずれにしても頭で理解するというよりは

自分でやってみて一番しっくりくる鉛筆選びをしてみてください。

 

デッサン初心者が鉛筆を揃えるには最低限何本の鉛筆が必要か

うちの教室では最初はユニの2H, H, HB, B,2B,4B

程度で描いてもらいます。

 

初心者の方がデッサンをする場合は

仕上げの細かさがどうのというよりは

まずはおおまかな形や紙への入れ方、

線がまっすぐに引けているかなどが重要に

なってきますのでそれほど薄い鉛筆は

必要ないかと思います。

 

またある美大の先生は仕上げにある程度の

迫力があったほうが良いので

入試の時には主にBか2Bで描くのが良いと

言われたこともあります。

 

仕上がりの力強さという視点で見た場合と

初心者の方は消すことが多いということから

Bと2Bを多めに揃えるのが良いかもしれません。

 

うちの教室では子ども達にはユニの2Bを使わせています。

 

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鉛筆デッサンをするための鉛筆の削り方

鉛筆デッサンをするときには最初は鉛筆の腹でおおまかに

描いていきますので通常の倍くらいの長さに削り出します。

一番最初は鉛筆削りで普通に削り出し、そのあとカッターで

長く削り出していきます。

このとき右手に持っているカッターで削るというよりは

左手の親指でカッターを押すことによって削る、という

意識で削ります。

デッサン鉛筆 削り方

鉛筆というのは筆と一緒で1本で全てのことが出来てしまいます。

描き始めは寝せて腹の部分で広く塗るように描いていき

仕上げになると先の部分を使って細かく描いていきます。

 

なのでなるべく滑らかに、削り出しの部分がひっかからないように

削ることが必要です。

デッサン鉛筆 削り方

これはうちの生徒さんが削ったものですが削り出しの部分と

芯の部分の段差があって描く時にひっかかりますよね。

削るのもなかなか難しいものですが練習することが大切です。

デッサン鉛筆 削り方

またこのように筒状の容器に紙やすりの粗目のものを巻いていれて

中で鉛筆の芯をとがらせるというやり方もあります。

試験の時など急ぐ時に良さそうです。

デッサン鉛筆の削り方

鉛筆デッサンをするために最低限必要な道具は

鉛筆入れ(ペンケース)

デッサン鉛筆 セット ケース

出来れば濃さ別に分けて入れるケースがあればベストです。

プラスチックケースに仕切りをつけて整理しておくと良いと思いますが

とりあえずこういうペンケースに入れておくことがもできます。

これは手前のポケットの部分にガーゼなどを分けて入れることができて便利です。

鉛筆削り:カッターナイフ

鉛筆デッサン セット カッター

カッターも大き目のほうが使いやすいと思う人と

細目のほうが良いと思う人がいるようです。

好みで選んで良いと思いますがこのくらいが

ケースのなかで場所をとらずに使いやすいかと思います。

鉛筆デッサン用練消し

鉛筆デッサン セット 練ゴム

練消しはただ単に「消す」という意味合いだけでなく

ホワイトで描く」「ホワイト修正」という意味合いが

あります。

先を細くしてペンのようにして修正することができます。

また長く伸ばして広い範囲を消すことができます。

全体に塗り過ぎてしまったときなど調整に便利です。

黒くなったところはもみこんで白い部分を出すこともできます。

 

100円ショップのミニケースに入れておくと

汚れを防ぐことも出来ます。

 

消しゴム・ペン型消しゴム

デッサン鉛筆 セット 消しゴム

ピンポイントで消したいときはやはり消しゴムを使います。

細かいところの修正にはカッターで切って角を使うこともありますが

ペン型消しゴムを切って縁の部分を使うこともあります。

デッサン鉛筆 セット 練ゴム

こういうケースに一緒に入れておいても良いと思います。

ガーゼのハンカチ・ティッシュー

デッサン鉛筆 セット ガーゼ

鉛筆デッサンでは鉛筆の濃さや塗りの度合いだけで

それそのものの色を表現しなければならないので

最初の段階である程度色を付けておくことが必要です。

そのためには大まかに柔らかめの鉛筆を寝せて

塗ったあとに鉛筆の粉を紙に馴染ませる必要が

あります。

ティッシュを使っても良いですがあまり紙類を

消費するのも環境に悪いと思いますので

うちの教室ではガーゼのハンカチを使ってもらっています。

100円ショップに売っています。

鉛筆キャップ

デッサン鉛筆 セット キャップ

画材屋さんでは「サヤ」として売られています。

鉛筆を尖らせたら折れないように

サヤを被せておくことは大事ですね。

 

ただステッドラー(青)は少し鉛筆が細いので

このサヤだと抜けてしまう恐れがあります。

 

デッサン鉛筆の種類

これまで主にデッサンに使われることの多い

Uni(ユニ)、ハイユニ、ステッドラーマルスルモグラフ(青・製図用)

について見てきましたがその他のデッサン鉛筆 には

どのようなものがあるのでしょうか?

 

デッサン用鉛筆 ステッドラールモグラフ描画用(黒)

ステッドラーの描画用として作られたもので

グラファイトよりもカーボンを多く含み、光の反射を抑え

木炭で描いたようなマットな仕上がりになるのが特徴。

黒鉛(グラファイト)と木炭の長所を併せ持ち、

紙面を汚さないのが特徴です。

ファーバーカステルデッサン用鉛筆

世界で最も古い鉛筆メーカー、ドイツのファーバーカステル社のデッサン用鉛筆。

水彩色鉛筆やパステルなどもうちの教室では愛用しています。

ARTEZAプロフェッショナル用デッサン鉛筆

アメリカの文房具・画材店ARTEZAのデッサン鉛筆セット。

カランダッシュ社のデッサン鉛筆 グラフウッド鉛筆

スイスの老舗画材メーカーカランダッシュ社のプロアーチスト向け鉛筆。

サンフォード社デッサン用鉛筆

色鉛筆「カリスマカラー」で有名な

アメリカ・サンフォード社プロ用エボニーペンシル。

エボニーとは「非常に暗い黒」の意味です。

とても柔らかくアイブロウとしての使用も可のようです。

北星鉛筆 アートセット描画用

昭和29年に「ノーカット鉛筆」を開発した北星鉛筆のデッサン鉛筆セット。

 

まとめ

・ユニとステッドラー(青)の濃さを比べると

ユニのほうが2段階ほど濃いことがわかった。

・鉛筆の材質は黒鉛(グラフファイト)と粘土。

これの割合で濃さが決まる。

黒鉛に関してはユニのほうが柔らかいものが

使われている。

・デッサン最初の段階ではユニの4Bくらいで

軽くあたりをつけたり、色をつけたりするのが

おすすめ。

中盤から仕上げになるとユニのHBやF,もしくは

ステッドラーを使い分けるのがおすすめ。

・デッサン初心者が最低限揃える鉛筆は

2H~4Bくらいのもの、特にBと2Bは多めに。

・鉛筆デッサンをする為に最低限必要な道具は

鉛筆、消しゴム、練ゴム

カッター、ガーゼ(ティッシュ)

ペンケース

・主なデッサン用鉛筆の種類は

ユニ(ハイユニ)

ステッドラー マルスルモグラフ 製図用・描画用

ファーバーカステル社・9000ART SET

カランダッシュ社・グラスウッド鉛筆

ARTEZA・DRAWING PENCILS

SANFORD・EBONY PENCILS

北星鉛筆・12PENCILS

などがある。

でした。

以上参考になれば幸いです。

下記ユーチューブも良かったらご覧ください。

 

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