鉛筆デッサンでの リンゴの描き方で初心者の人が気をつけなければならない5つのポイントを当教室のユーチューブ動画のキャプチャ画像から分かり易く解説します。
ユーチューブを見ながらよりもこっちの静止画のほうが分かり易いかもしれません。
ユーチューブは下に表示しておりますので勿論あとから是非ご覧ください。
ここでは鉛筆デッサンでリンゴを描くときにまずは揃えなければならない道具も最初に解説します。
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- 鉛筆デッサンりんごの描き方~揃える道具~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~画用紙に中心線を引く
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~りんごの縦横比を計る~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~リンゴを入れ込む位置を決める~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~直線的に捉える~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~全体に色をつける~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~形を捉えるときは四角形の残りの部分を考える~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~練消しで消しながら形を整えていく~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~影はテーブルの面に沿った線を基本に~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~反射光を表現する~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~丸みに沿った線を入れていく~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~全体のトーンを考えながらさらに描きこむ~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~擦筆で細かい光を調整する~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~最後はH系の鉛筆で詳しく描きこむ~
- 鉛筆デッサン りんごの描き方~一番最後にハイライトを入れる~
- まとめとポイントおさらい
鉛筆デッサンりんごの描き方~揃える道具~
まずは鉛筆デッサンでりんごを描く時に揃える道具をみてみましょう。
鉛筆 2H~4Bくらいの濃さのものを揃えます。
ステッドラーよりユニのほうが柔らかく濃い目になります。
鉛筆は通常の倍くらい芯を削りだすようにします。
紙は普通の画用紙もしくはケント紙などです。
あとはカルトン、クリップ、練ゴム、ティッシュもしくはガーゼを用意します。
鉛筆デッサン りんごの描き方~画用紙に中心線を引く
初心者の人が鉛筆デッサンをする場合はまず画用紙の真ん中に薄く縦横の中心線を描きます。
中心の決め方は、鉛筆を両方の端から1本分のところに印をつけ、そこから中心を推測します。
鉛筆デッサン りんごの描き方~りんごの縦横比を計る~
手を真っすぐに伸ばして片目をつぶって鉛筆で縦の一番長い部分を計り、それに対して横がどのくらいの長さがあるかという縦横の割合を見てみます。
縦を1としたら横はそれに対して1.2、、などといった感じで計ります。
このリンゴの場合はほぼ1:1です。
鉛筆デッサン りんごの描き方~リンゴを入れ込む位置を決める~
1:1ということは正方形のなかにこのリンゴが入り込むことになります。
これが1番目のポイントです。
この正方形をどの位置に描くかが大切です。
真ん中に描きたいところですがこのりんごには左上から光があたっているので右下に影があります。
影も含めての構図になりますので真ん中に正方形を描いてしまうと右下の影を描いたときに紙の左側が開いた感じになり、バランスが悪くなります。
バランスを考え、この場合若干左上のところに正方形を持ってくるようにします。
このことを「アタリをつける」といいます。
大体の位置を決めるわけです。これはとても重要なステップです。
いくら一生懸命に描きこんでもモチーフの位置(構図)が悪いと良い絵にはなりません。
また、モチーフは実際より若干大き目に描くことも大切です。
決して小さくならないようにします。
ということは正方形は少し大き目に描くことが大事です。
鉛筆デッサン りんごの描き方~直線的に捉える~
デッサンをするときは自分が木の塊などをスパーンスパーンと切り出して彫刻するような気持ちで直線的に捉えていきます。
これが2番目のポイントです。
彫刻するときはまず直線的に切り取ったものを徐々に丸くしていきます。
このように「面取り」をするような気持ちでまずは直線的に捉えていきましょう。
りんごの形というのは丸いようで意外と不定形です。
個々の部分の傾きに注意してみましょう。
そしてアタリの一番下の部分(りんごの接地点)を決めてそこが動かないように注意します。
描いたり消したりするうちに折角決めていた位置がずれることがあります。
またモチーフの上の空きより下の空きのほうが若干広いほうが構図が安定しますので接地点より下の部分が上の空きの部分より若干広めになるように注意してください。
鉛筆デッサンをするときはいつでもそうですが一発でかたちが決まることは無いのでああでもないこうでもないと考えながらおおよそのかたち決めていく感じです。
ここではまだそれほど厳密に形を描く必要なありません。
鉛筆デッサン りんごの描き方~全体に色をつける~
大体の位置が決まったら全体にりんごの色付けをします。
りんごの色というのはかなり濃いものですのでここでは4Bくらいの濃さの鉛筆を寝せて、鉛筆の腹をつかって腕を大きく動かすようにして全体に色付けをします。
鉛筆デッサンというのはそのものの色を鉛筆の濃さで表さなければいけません。
色をいかに表現できるか、ということが重要になってきます。
これが3番目のポイントです。
目を細めてどのくらい暗く濃くなっているかを見ながらやってみます。
濃い目の鉛筆で色をつけたらティッシュペーパーもしくはガーゼで全体をこすって鉛筆の粉を紙に刷り込みます。
そしたら浮いた粉が紙の繊維に入り込んで鈍く定着します。
馴染ませたら再び色付けをして、またガーゼなどで擦って馴染ませるということを繰り返します。
このときりんごの影も同時に描いていきます。
影にはっきりとした輪郭線はありません。
その上から線を重ねて描きこんでいきます。
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鉛筆デッサン りんごの描き方~形を捉えるときは四角形の残りの部分を考える~
りんごの色を付けながら徐々に形を決めていきますが中心線がどうなっているかを意識して描いていきます。
りんごの上のヘタの部分から下の部分にどのように繋がっているかを見るようにします。
そして徐々に形を決めていきますが、りんごそのものの形というよりは四角形からりんごを取った残りのかたちを捉えるようにしたほうか意外と間違いが少なくなります。
鉛筆デッサン りんごの描き方~練消しで消しながら形を整えていく~
直線的に傾きを考えながら段々丸くしていきますが練消しで要らない線などを消しながら徐々に形を整えていきます。
これが4番目のポイントです。
りんごの形というのは非常に微妙なものですのでおおまかな傾きを間違えないように注意しながら描いていきます。
鉛筆デッサン りんごの描き方~影はテーブルの面に沿った線を基本に~
鉛筆デッサンをするときはいつもそうですが影はテーブルの面に沿った水平線を基本に描き進めていきます。
それに縦横色々な方向の線を組み合わせて描いていきます。
ここから鉛筆を4Bから2Bに持ち替えて更に明るいところ暗いところ描き分けていきます。
鉛筆デッサン りんごの描き方~反射光を表現する~
鉛筆デッサンで何を描く時もそうですがりんごの描き方のときも「反射光」を意識して描きます。
反射光というのは光が壁や床に当たって反射してモチーフを少しだけ明るくする光のことをいいます。
ここでは左上から光が当たっているので右からと下からの反射光があります。
それでりんごの右と下の部分がうっすらと明るくなります。
そういう反射光を鉛筆デッサンで表現するには練消しを平たくして軽く擦るようにして端のほうを少しだけ明るくするという描き方をします。
なので一番暗い部分は端ではなく端から少し入り込んだところということになります。
またりんごに光がまともに当たっているところも練消しを平にして軽くこするようにしてうっすらと明るくしておきます。
鉛筆デッサン りんごの描き方~丸みに沿った線を入れていく~
りんごの明るいところと暗いところを塗りわけながら丸みに沿った線を入れていきます。
おおまかなりんごの模様も描きこみます。
鉛筆デッサン りんごの描き方~全体のトーンを考えながらさらに描きこむ~
常に全体の明るさ暗さのトーンをみるようにします。
時々練消しの先を細くしたり薄くしたりして余分な線を消して形を修正しながら描いていきます。
やりにくいときは紙を回しても良いです。
またりんごの模様も丸みに沿った模様なのでよく観察して描きます。
多分こうだろうと思いこみで描くことなく素直に描写します。
鉛筆デッサン りんごの描き方~擦筆で細かい光を調整する~
時々擦筆に持ち替えて細かい光を調整します。
特にりんごの上部のヘタの生えているところの表現は重要です。
もっと細かく白い線を描きたいときは練ゴムの先を尖らせて抜いていきます。
縦に横に、ここでも丸みに沿った白い線を引くようにします。
ここでもおおまかなトーンを見失わないようにします。
大まかな明るいところを捉えながら更にその中の明るい部分を描いていく、ホワイトで描いていくといった感じです。
また暗いトーンの中にあるりんごの模様はもっと暗く見えます。
またこのへんでHBの鉛筆に持ち替えて普通に鉛筆を持つように持って描くようにします。
手前のほうは詳しく描いて、ヘタの生える向こう側のほうはさりげなく描くようにしますが手を抜くということではありません。
手前よりは抑えた感じにします。
鉛筆デッサン りんごの描き方~最後はH系の鉛筆で詳しく描きこむ~
最後はH系の鉛筆に持ち替えて更に詳しく描きこんでいきます。
これが5番目のポイントです。
手前にあるほど線を明確にして彩度を上げていきます。
今回残念ながらうっかりヘタのないりんごを買ってしまいました。
ヘタを描くとぐっとりんごらしさが増すんですが、、
最後に黄色い斑点を描いていきます。
練ゴムの先を細くしてりんごの表面をよく見ながら描写します。
鉛筆デッサン りんごの描き方~一番最後にハイライトを入れる~
一番最後に一番光っている「ハイライト」の部分を練ゴムで抜きます。
こんな感じで仕上げです。
まとめとポイントおさらい
鉛筆デッサン、りんごの描き方で大切なことは
・まずはりんごの縦横比を計り、どういう四角のなかに入りこむかを考える→ポイントその1
・りんごが入り込む四角を画用紙のどの辺に入れ込むかという構図のアタリをつける
・りんごを彫刻をするような気持ちで直線的に捉える→ポイントその2
・おおまかな色付けをして鉛筆の粉を馴染ませる→ポイントその3
・反射光を捉えながら練消しで形を整えていく→ポイントその4
・りんごのおおまかなトーンを捉えながら影も同時に描きこんでいく
・描きこむほどにH系の鉛筆に持ち替えて細かいところを描写する。→ポイントその5
・明るい部分は練ゴムで白い線を描くように表現する。
以上でした。参考になれば幸いです。
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