鉛筆デッサンをするときの鉛筆の削り方は難しいですよね。
うちの教室では鉛筆デッサンをする生徒さんには
まず鉛筆の削り方を教えます。
デッサンをする、しないに関わらず、カッターで鉛筆を削るという
アナログな方法を身に着けてほしいと思うからです。
便利な道具が無い状態に放りだされることもあります。
鉛筆デッサンをする生徒さんには(他の生徒さんにも)
色々な経験をさせたいと思っています。
ここでは生徒さんが実際に削ったものを見てもらって
良い例、悪い(?)例、こうなりがちというのを
お見せしながら削り方の解説をしていきます。
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デッサンするとき鉛筆をカッターで削る理由
鉛筆の削り方の解説をする前に何故わざわざカッターで
削らなければならないのかという理由を説明します。
私はいつも生徒さんに「鉛筆も筆も一緒よ」と言います。
何故なら水彩画などはちょっと大き目の筆1本あれば
長い「腹」の部分を使って筆を寝せて広いところを塗り、
先のほうで細かいところを描くというやり方をすれば
大体描けてしまうものなのです。
なので鉛筆もこれと同じで筆と思う削り方をすれば良いわけです。
デッサンの最初の段階で長い腹の部分を使って広い面を塗り、
仕上げの段階では先のほうの尖ったところで細かいところを描いていく。
ということで通常よりは木の部分芯の部分も長くするという
削り方をします。
大体木の部分も芯の部分も通常の2倍くらいの長さに
削りだします。
削りはじめから芯先までは大体3㎝~4㎝くらい、
もっと広く塗りたいと思う場合は合計で5㎝くらいになるような
削り方をしますがこれといった決まりはありません。
デッサン鉛筆の削り方 用意するもの
・デッサン用鉛筆
・普通の鉛筆削り器
・カッター
・不要な紙(A4コピー用紙程度)
・紙やすり
デッサン鉛筆の削り方 まずは普通の鉛筆削り器で削る
いきなり最初からカッターで削っていくのは結構大変です。
最初は普通の鉛筆削り器で削りましょう。
100円ショップのが場所をとることなくちゃんと
役目を果たしてくれるので気にいってます。
デッサン鉛筆の削り方 カッターで削り出していく
カッターの大きさは小さいほうが削りやすいという人と
大きいほうが良いという人がいてまちまちです。
これは好みで良いと思います。
出来れば金属製が強くて良いと思います。
削り方はカッターを持った右手で削るというよりは
左手の親指で押すことによって削っていきます。
ここで深く切り込むとスムーズにいかないので
浅く削るという削り方をします。
左手で右に回しながら上の面に来たところを
削っていきます。
慣れるまではかなり時間がかかります。
また濃くて柔らかい鉛筆ほど折れやすいので
注意が必要です。
ただ濃い鉛筆は芯が太いのでそのことも考えながら
なるべく木の部分から芯先までスムーズな線になるような
削り方をするようにします。
鉛筆を削るときの為に私はいつも要らないA4サイズの用紙を
とっておくようにしています。
うちのアトリエには「要らない紙フォルダー」が
あります。
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デッサン鉛筆の削り方 芯の先のほうはカッターを立てて
芯の先のほうはカッターを立てて尖らせていきます。
これも鉛筆を左手で回しながら先のほうを尖らせていきます。
デッサン鉛筆の削り方 紙ヤスリを使って尖らせる
先のほうを紙ヤスリを使って尖らせるという削り方もあります。
ここでも折れないように気をつけます。
また紙ヤスリを筒状のものに丸めていれて
その中に鉛筆を突っ込んで先を尖らせるという
削り方もあります。
時間のない美大受験生には人気のやり方です。
紙ヤスリは結構目の粗いもので良いと思います。
デッサン鉛筆の削り方 良い例悪い例
うちの教室では共通の鉛筆を生徒さんが削ることもありますが
色々なのがあって面白いです。
デッサンをする初めの段階で芯の長い部分を使って
広い面を塗るときに木の軸の部分がひっかかって
しまうような削り方をしていることがあります。
木の部分をもう少し長く削りだしたほうが寝せて
描くときにひっかからなくていいですよね。
これは鉛筆の芯の部分に木の部分が被さってしまってます。
鉛筆の芯の部分は同じように出すような削り方をしたいですね。
これは芯の部分はスムーズに削れてますが木の部分を
やはりもう少し長く削りだしたほうが良いですね。
これは結構良い線いってるかもしれません。
木の部分から芯先までなかなかスムーズにいくような
削り方をしてますね。頑張りましたね。
これはせっかく長く削りだしたけど芯に段差があるので
広い面を塗るときにいまいちスムーズにいかないかもですね。
折角だから木の部分ももう少し長く削ったほうが良かったですね。
デッサン鉛筆の削り方 削るの苦手とか時間の節約をしたい時はこれ
うちの教室では自分用の鉛筆1式をまずカッターで削ってもらいますが
これが結構時間がかかるものです。
全部削るのに2時間くらいかかったりします。
美大受験生などちょっとの時間も勿体ないと思うときや
どうしても上手に削れない、折れるばかり、、
と悩む人などにおすすめなのがこの商品です。
「デッサン用鉛筆削り器」で検索します。
うちの教室では使ってませんがどうしても不器用な子には
これを買っておうちで削っておいで、、と言ったりしてます。
・差して回すだけで削れる安心設計
・削り過ぎない無駄削り防止機構
・・・これは助かりますね。
・芯先調整機構(0.9~1.6mm、7段階)
・・・これも助かりますね。
・新品鉛筆が約8秒で削れる
・・・時間の節約になりますね。
・落ち着きのあるマットブラック
・・・汚れを気にしなくて良いですね。
商品レビューには
・手が疲れず最高です。
・急いでるときはとても助かります。
・尖り具合、長さ、丁度良いです。
・カッターで上手く削れるまでは活用してみます
・先がキンキンには尖らないのでもっと尖らせたいときや
先が丸くなってきたときは別途紙ヤスリなどで整えるのが良さそう。
などなど。
やはりこれだけでなく「最後は手で尖らせる」という削り方が
良いようです。
まずはカッターでの鉛筆の削り方を練習してから
これを買ってみる、というのが一番かもしれませんね。
まとめ
今回はデッサン鉛筆の削り方の解説をしてみました。
・デッサン鉛筆の削り方は木の部分も芯の部分も通常の
倍くらいの長さに削り出す。
・カッターでの削り方は右手というより左手の親指で
押すように。
・木の部分から鉛筆の芯の部分へは滑らかな線になるように。
・最後はカッターの先を立てて鉛筆の芯の先を尖らせる。
・どうしても苦手、時間の無駄と思うときは
「デッサン用鉛筆削り器」を使うのもあり。
但し先が丸くなってきたりしたらやはり手で
(カッターやヤスリを使って)尖らせないといけない。
・やはりまずはデッサン用鉛筆の削り方を練習してから、、
ということでした。
お付き合いいただき有難うございました。
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