花といえば薔薇の花を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
メッセージカードなどに簡単にオシャレにバラの花を描いて添えたいと思うことはありますよね。
でもいざバラの花を描くとなるとその描き方に悩んでしまうのではないでしょうか?
頑張って時間をかけて具象的に描けばそれは素晴らしいものになるかもしれませんがそんなに時間もかけたくないし難しそうだし、、
というときの為に簡単でわりとオシャレなバラの描き方を紹介します。
ちょっとだけ練習してもらえばすぐに描けるようになります。
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イラストを描く前にまずは薔薇の花の構造と特徴を理解しよう
薔薇の花は
・花びら・がく(5枚)・花柄(バラの花を支える軸)・花を支える枝・葉(小葉3枚、5枚、7枚)・棘 から成っています。
薔薇の花の特徴は
主に3つのパーツに分かれている
・内側のびっしり花びらが詰まった部分
・真ん中の立っている部分
・外側の華やかに広がっている部分
この3つのパーツを描き分けるのが薔薇らしさをだすコツです。
真正面から広がったところを描いた場合、ヘタすると牡丹の花のようになってしまいます。
私は20年以上教室をやってきましたがこの失敗が時々ありました。
何でもそれを描くときには「それらしさ」を強調するように描くのがコツです。
薔薇を描くときには「薔薇らしさ」を強調したような描き方をするほうが良いです。
なのでここでは斜め横から見た一番薔薇らしい特徴のでる角度で描いてみます。
実際に薔薇の花をイラストで簡単に描いてみよう
薔薇の花の枝と2つに分かれた花柄を描く
色鉛筆で描く前に間違った時に消し易いB系の鉛筆で軽く下書きします。
薔薇の花の重要な特徴のひとつは、ひとつの枝が複数の花柄に分かれているということです。
まずはこれを描いて薔薇らしさをだしてみましょう。
まず→の方向に2本の線をひきます。
→の方向に薔薇の蕾の形を描く
もうひとつの薔薇の大事な特徴のひとつに中央の部分がたちあがっているというのがあります。
まずはこの蕾のような形を花柄の伸びる方向に2つ同じように描きます。
拡大するとこんな感じです。
この形はちょっと練習すればすぐに描けるようになります。
花柄がそのまま伸びる方向に描くのがコツです。
薔薇の真ん中のびっしり花びらの詰まった部分を描く
次にびっしり詰まったバラの花の中の部分を描きます。
この中のほうに花びらがびっしり詰まっているのも薔薇らしさの大事な特徴です。
実際の薔薇の花びらは互い違いに巻き込んでいる感じですがこれを克明に描くのはとても難しいものがあります。
そこでここの部分のイラスト的簡単な描き方は下記の通りです。
こんな3角形の変形を限りなく描いていく感じです。
次に鉛筆を伸ばすときは正面の辺の真ん中にいくような描き方をします。
更にバラの花の真ん中の部分を描きこんでいく
更に中のほうまでバラの花びらが蕾のように巻き込んでいる様子をかきます。
ここはなるべく詳しくしていくような描き方をしたほうがバラの花らしくなります。
バラの花の外側に広がった花びらを描く
次にバラの花の外側の華やかに花びらが広がった部分を描きます。
このようなどんぐりの帽子のような形を外側につける描き方をします。
薔薇も品種によっては丸い花びらと尖った花びらが混在しているものもあるようです。
外側の花びらをつけるのは一つだけでもう一つのバラの蕾はそのままにしておきます。
広がった花とまだ広がってない蕾が共存しているのも薔薇らしさの特徴で、色鉛筆のイラストではこれを描くのがコツです。
バラの花びらのびっしり詰まった部分のめくれた部分を描き足す
先に描いていた中のびっしり詰まった△形の部分の花びらのめくれた部分を描き足します。
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薔薇の花の下のがくを描く
花の下に出ているがくも重要な薔薇の花らしさの一つです。
薔薇のがくは5つですが色鉛筆でイラストっぽく描く場合は2つ~3つ描いておけば良いです。
左の蕾のほうには3つ、右の花のほうには2つ描いておきましょう。
薔薇の花を特徴づける葉っぱのイラスト的描き方
もしもバラの花を真正面から全面的に広がった感じで描く場合は牡丹の花と区別がつくように葉っぱを必ずつけるような描き方をしましょう。
薔薇の花の葉っぱの特徴はわりところっとしていて、イラスト的に描く場合はちょっと小さめにするような描き方をするほうが可愛くなります。
ひとつの花柄から細い枝がでていてそこから3枚、5枚、7枚と葉っぱがでていますがここでは3枚描くようにします。
薔薇の花は華麗ですが葉っぱも花びらも意外と尖っています。
葉っぱも詳しく描く場合には周りのギザギザした様子を描くほうが良いですが色鉛筆でイラストっぽく簡単に描く場合はそのギザギザは省略します。
薔薇の花に棘を入れるイラスト的描き方
「美しい花には棘がある」と人にも例えて言われるように華やかなバラの花には棘があります。
この棘もイラスト的に簡単に描くとぐっとバラらしくなります。
棘は下向きです。上のほうにちょこっと描いておきます。
薔薇の花のイラストを簡単に色鉛筆で色付けをする
薔薇のイラストの花びらの部分に色鉛筆で色を塗る
鉛筆の下書きが終わったらフィクサチーフで止めます。
無い場合はそのまま。
下書きの上から薔薇の花びらに色鉛筆で簡単に好みの色で塗っていきます。
この時色鉛筆はなるべく尖らせて腹の部分で寝せて塗るようにします。
薔薇の花びらのめくれている部分は光が当たっているので少し明るめに、陰の部分は若干暗くします。
バラの花の茎や葉の部分も色鉛筆で塗っていく
薔薇の花の茎(花柄や花枝)や葉っぱの部分にも色鉛筆で色を塗ります。
葉っぱと茎にちょっと地味めな緑色の色鉛筆で色付けしておきます。
茎の部分もこのときに色鉛筆で鉛筆の線より少し太目にします。
薔薇の一番広がった部分の花びらはこういう形でも良いです。
花びらの筋を入れたりしても良いですが簡単イラストなのであまり描きすぎないほうが良いかもしれません。
花びらの色は皆がバラというとすぐに思い浮かべるような色にするほうが良いです。
イラストは皆の頭のなかにあるそれのイメージに近づけるのがコツです。
薔薇の花びらの色を濃くして葉っぱに普通のグリーンを色鉛筆で入れる
薔薇の花びらの色はもっと濃い目の赤でも良いと思いますが中のほうにびっしり詰まった感じが明確にでるほうが良いです。
葉っぱと茎にはさっきよりは明るめのグリーンを重ねます。
葉脈も色鉛筆で描いておきます。
最後に鉛筆の線の上から色鉛筆で縁取りしてイラストっぽく仕上げます。
本格的に具象的な色鉛筆画として仕上げる場合は縁取りはしません。
今回はローズ系2種類とグリーン2種類の色鉛筆で仕上げました。
ステッドラーの水彩色鉛筆の地味目のグリーンはドライで使えば何かと便利です。
まとめ
薔薇の花をオシャレなイラストで簡単に色鉛筆で描くには
①花の部分は
・中心の花びらが詰まった部分
・真ん中の立っている部分
・外側の花びらが広がっている部分
に分けて描く
②茎(枝)が分かれている様子を描き、蕾も描く
③葉っぱはひとつの細い茎に3枚ついているところを描く
④がくと棘を描くとバラらしくなる
最初に鉛筆で薄く下描きしておき、そのあと色鉛筆で塗っていきます。
色鉛筆は尖らせておき、寝せて軽く塗っていくのがコツです。
以上参考になれば幸いです。
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