色鉛筆での可愛いペット(犬)の描き方です。
犬って本当に可愛いですよね。
賢い犬になると飼い主の持ち物を守ってくれたりします。
私も子どもの頃は犬を飼っていてお風呂に入れたり「お手」や「お座り」を教えたりしてました。
色鉛筆で犬の可愛らしさを表現出来たらいいですよね。
ここではそんなに厳密にリアルに描くというよりは初心者の方でも気楽にできるわりと簡単な犬の描き方を紹介します。
犬の描き方では毛の表現が大切です。
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- 色鉛筆での犬の描き方~描く前に色鉛筆を削っておこう~
- 色鉛筆を削ったら実際に色鉛筆で描いていこう
- 色鉛筆での犬の描き方 まず鉛筆で犬のアタリをつける
- 色鉛筆での犬の描き方 かたちが決まったら周りを色鉛筆で薄くぬっていこう
- 犬の白い毛の描き方 まずは白の色鉛筆で描いていこう
- 犬の白い毛を描き終わったら上から色鉛筆を薄く塗ってみよう
- 犬の爪の描き方 色鉛筆の赤っぽい色みをいれよう
- 犬の目の描き方 まずは色鉛筆で薄く塗ってみる
- 犬の鼻と唇をコバルトブルーの色鉛筆で塗るという描き方をしてみる
- 色鉛筆で塗った部分を少し消して犬の鼻のかたちを整える
- 犬の光と陰の部分に注目して色鉛筆で描き進める
- 犬の影をセピアとプルシャンブルーの色鉛筆で入れる描き方をする
- 色鉛筆をこすって犬の毛のふわふわ感をだす
- 犬の白い毛を表現するために周りの色を塗るという描き方をする
- 犬のからだの陰の部分をさらに寒色を使って描きこむ
- 犬の目に初めて黒の色鉛筆を入れる
- 犬の足の爪の部分にもう少し色鉛筆で色を加えるという描き方をする
- 色鉛筆での犬の描き方 周りをもう少し描きこむ
- 色鉛筆で犬の下の影をさらに強くして出来上がり
- まとめ
色鉛筆での犬の描き方~描く前に色鉛筆を削っておこう~
この作品は最初のほうは三菱ユニで途中からはドイツのレンブラント社のLYRAで描いています。
ユニは適度な木と芯の柔らかさがあって削りやすく値段も手ごろで買い足しがしやすいのでおすすめです。
LYRAの色鉛筆は私が持っているセットは20年程前?日韓現代美術展に出品してソウルに行ったときあちらの画材店さんからお土産に頂いたものですが色味がシックでとても素敵で気に入り過ぎて殆ど使えずにいましたが今回使ってみました。
大好きなサップグリーンだけがやたら減ってます、汗、
木も芯もとても柔らかく削り易く描きやすいです。
色鉛筆は制作する前に出来れば使う色を長めに削っておきましょう。
短い芯でいきなり先を押し付けて描いていくと紙の表面がてかってしまい、次の色が乗らなくなります。
色鉛筆は手でカッターで削るのが好きですが100均の鉛筆削り器でも意外と長く削れたりします。
色鉛筆を削ったら実際に色鉛筆で描いていこう
色鉛筆での犬の描き方 まず鉛筆で犬のアタリをつける
初心者の方の犬の描き方としていきなり色鉛筆でかたちを描いていくことはかなり難しいと思います。
色鉛筆は消せないことはありませんが消しにくいという特徴があります。
最初は柔らかいB系の鉛筆で軽くアタリをつけていきます。
この犬の顔から上が全体の約半分になります。
上半分に犬の耳も含めて斜めの半円のようなかたちがあります。
顔は丸い四角のようなかたちをしています。
この犬は斜め上を向いていますからその角度をそのまま写し取る気持ちで描いてみます。
この犬の身体の部分は顔の部分に比べて比較的小さく、それが子どものような可愛らしさに繋がっていると思います。
犬の目は顔の角度と同じように傾いた線上にあります。
いきなり目を描くのではなく大体の位置がこの線上にあるという目安をつけておきます。
色鉛筆での犬の描き方 かたちが決まったら周りを色鉛筆で薄くぬっていこう
鉛筆で犬の大体のかたちがとれたら色鉛筆に持ち替えて周りの色を塗ってみます。
色鉛筆で最初に広い面積の色を塗るときは色鉛筆を寝せて腹の部分で軽く塗っていきます。
これは鉛筆デッサンでも水彩絵の具を筆で塗っていくときも全く一緒です。
最初は鉛筆や筆の腹の部分を使って広い面積に薄く色をつけていくようにします。
仕上げにいくに従って鉛筆や筆を立てて細かいところを描くようにします。
周りの色を薄く塗って犬の形が確定したら練ゴムの先を細くして鉛筆の線を消していきます。
鉛筆デッサンでもそうですが練りゴムの先を細くして「白い線を入れる」ような気持ちで消しながら描いていくつもりでやってみましょう。
犬の白い毛の描き方 まずは白の色鉛筆で描いていこう
この犬は白っぽい毛が全体に生えているのが特徴です。
白い毛を表現するには白い部分を残してその陰影をグレーなどで描いていくのが理想的ですが初心者の方には難しすぎると思いますのでここではいきなり白の色鉛筆を立てて力強く毛を描いていきます。
もしくはつかなくなったボールペンの先を強く押し付けながら毛を1本1本描いていきます。
白い紙の上で見えにくく難しところはありますが目と鼻をよけながら毛の流れを描いていきます。
ここでは目と鼻をあとから塗っていますが先に塗っておくと毛の部分が入りこまずに上手くいくかもしれません。
犬の白い毛を描き終わったら上から色鉛筆を薄く塗ってみよう
白の色鉛筆で犬の毛を大体描き終わったらイエローオーカーの色鉛筆を上から毛を描いた方向と垂直方向(横に)薄く塗ってみましょう。そしたら白で描いた毛の部分が見えてきます。
もう少し濃い目の茶色で陰の部分などを描いていくとよりはっきりと毛の部分が見えてきます。
グレーの色鉛筆も入れていきます。
写真はプルシャンブルーで薄く陰を描いているところです。
犬の爪の描き方 色鉛筆の赤っぽい色みをいれよう
子犬の爪の部分や目元は血の色が透けてみえていることが多いです。
ここではまずカーマインを薄く入れてみました。
犬の目の描き方 まずは色鉛筆で薄く塗ってみる
目は黒いからといっていきなり黒を塗るのではなく最初はセピアとプルシャンブルーの組み合わせで黒を表現するようにします。
ここから色鉛筆は主にレンブラントのLYRAを使っています。
まずはこの中のセピアで目の部分を薄く塗っていくという描き方をします。
左目も目の周りの瞼の部分にセピアを入れていきます。
犬の鼻と唇をコバルトブルーの色鉛筆で塗るという描き方をしてみる
この犬の鼻と唇は目に比べて若干ブルーがかった黒っぽい色をしているようです。
なのでここで思い切ってコバルトブルーを入れてみます。
今コバルトブルーを塗った犬の鼻と唇の上からダークセピアを塗ります。
目とは若干色味の違った黒っぽい色になります。
目の部分にも寒色を入れますがここではプルシャンブルーを使ってみます。
この犬には上から光があたっていて目にも光が反射していますが右目よりも左目のほうにより光があたっています。
白く残すのが難しいようでしたら最初から光の部分にはしっかりと白の色鉛筆を塗っておきます。
また同時に全体にオークル系の色を毛と垂直方向に塗っていきます。
ここではLYRAのゴールドオークル、バーントオークルを犬の耳の部分や目の周り、口や顎の部分などに塗っています。
色鉛筆で塗った部分を少し消して犬の鼻のかたちを整える
犬の鼻のかたちが実際より丸かったので消しゴムで修正します。
実際はもっと三角っぽいかたちでした。
消しゴムでかたちを修正したあともう一度かたちを整えていきます。
鉛筆デッサンでもそうですが一発でかたちを正確にとるのは難しいので途中修正しながら描きすすめていきます。
鼻の下から口にかけて髭の奥に陰っぽい暗い部分がありますのでここもセピアとプルシャンブルーで暗くしていきます。
またこういう子犬の目の周りは血の色が透けて見えていることも多いのでここで左目の上に赤っぽい色を入れておきます。
ここではLYRAのダークカーマインを入れています。
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犬の光と陰の部分に注目して色鉛筆で描き進める
犬に向かって右側に光がより当たっていますのでそのことを強調すべく白い毛が目立つような周りの描き方をします。
また上からも光が当たっています。
ここでは塗るというよりも白い毛を描いていく感じです。
向かって左側の陰の部分(耳など)には主にバンダイキブラウンやダークセピアで毛を1本1本入れていくような描き方をします。
上から光が当たっているのでここでも消しゴムで消しながら光を調整してみます。
陰になっている部分はより陰っぽさを強調してみます。(耳の陰など)
ここでもセピアとプルシャンブルーを薄く載せていきます。
濃い色をしっかりと被せるほど下に白の色鉛筆で描いていた毛が鮮明に見えてきます。
後ろ足が胴体の陰になっている部分をセピアとバンダイキブラウンで調整して暗くします。
ここはかなり強く描いて良いです。
犬の影をセピアとプルシャンブルーの色鉛筆で入れる描き方をする
犬の身体に光があたっている部分と陰の部分を描いてきましたので今度は犬の影をいれていくという描き方をします。
これでぐっと犬の存在感が増します。
ここもやはりセピアをわりと強めにいれて全体の統一感を出します。
あとからプルシャンブルーを重ねます。
色鉛筆をこすって犬の毛のふわふわ感をだす
実際はこの犬の毛の色は白っぽいベージュの濃淡に白をプラスしたような感じですが絵としての面白さをだすために色々な暖色を使うという描き方をしています。
同時に補色である寒色も使っています。
ティッシュや指でこすると画用紙に色鉛筆が馴染んでふわふわした感じがでます。
グレーも更に加えて毛のモコモコ感をだしてみます。
犬の白い毛を表現するために周りの色を塗るという描き方をする
周りの色を色鉛筆で塗ることによって隣が白く感じられます。
この時白い毛を描くつもりで周りの色をぎざぎざに塗っていきます。
周りの色はざっと塗るという描き方で良いと思います。
周りも力を入れて描くと犬に目がいかなくなってしまいます。
絵というのは力が入ったところとそうでないところがあって良いのです。
犬のからだの陰の部分をさらに寒色を使って描きこむ
犬の身体のなかの陰になっている部分にさらに寒色(プルシャンブルー)を加えていきます。
毛を丁寧に1本1本描くような感じの描き方をします。
犬の目に初めて黒の色鉛筆を入れる
目のなかの一番暗い部分に初めて黒を入れて自然な丸みがでるようにします。
右目のなかの光っている部分は陰なのでブルーの状態を敢えて残します。
犬の足の爪の部分にもう少し色鉛筆で色を加えるという描き方をする
ここにも補色のブルーを入れてみます。
赤と青は動脈と静脈の色でもあります。
人間もそうですが爪とその周りには血の色が出やすいです。
2つ混じると紫になります。
色鉛筆での犬の描き方 周りをもう少し描きこむ
ここではLYRAの色鉛筆のアップルグリーンを塗った上にサップグリーンを重ねていってます。
同じ色が無ければ似たような色にしてもらって良いですがあまりにも明るく派手な色(ビリジアンなど)はイエローオーカーを重ねるなどして草色っぽくしてもらえばと思います。
その場合は先にイエローオーカーを塗っておかれるほうが良いです。
暗い部分はアンバー系の色を塗り重ねます。
色鉛筆で犬の下の影をさらに強くして出来上がり
犬の下の影の部分にダークセピアとプルシャンブルーを強めに加えて犬の存在感を増した感じの描き方をして出来上がり。
まとめ
<色鉛筆での犬の描き方>
・描く前に色鉛筆を長めに尖らせておく
・まずB系の鉛筆で犬のアタリをつける
・犬の白い毛は色鉛筆の白で強めに線を入れるという描き方をする
・白い毛を描き終わったら全体にイエローオーカーの色鉛筆を薄く塗るという描き方をする
・爪に赤っぽい色鉛筆で色味をつける
・目はいきなり黒を塗らずにセピアとプルシャンブルーを薄く塗るという描き方をする
・鼻と唇にはまず薄くコバルトブルーを塗ってみる
・鼻の形など間違ったところは消しゴムで消しながら整えるという描き方をする
・犬の光と陰の部分に注目してさらにオークル系の色で描きすすめる
(実際の色と少し違っても良い)
・色鉛筆をこすって犬の毛のふわふわ感をだす
・犬の白い毛を表現するために周りの色を塗るという描き方をする
・犬の身体の陰の部分を寒色を使ってさらに描きこむ
・仕上げる時に犬の目に初めて黒をいれて立体感をだす
・足の爪の部分にもう少し色鉛筆で色を加えるという描き方をする
・犬の周りをもう少し描きこむ
・色鉛筆で犬の下の影をさらに強くする
以上でした。参考になれば幸いです。
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